梱包事業
梱包事業について
物流において安全面やコスト面で重要な鍵を握る「梱包」のプロフェッショナルとして、
お客様の製品とご状況に応じた最適な梱包をご提案・設計・施工し、
他部門とも連携して、安全安心な物流サービスをご提供いたします。
梱包管理士、包装管理士などの専門スタッフがJIS規格に基づいた各種技術を最大限に発揮し、
確実で最適な梱包サービスをご提案いたします。
トランスパックの特徴と強み
輸出貨物の梱包(AIR・SEA)・国内貨物の梱包実績多数
九州近郊を中心に、博多港・福岡空港の輸出貨物梱包を各フォワーダー様・荷主様よりご依頼いただき、50年以上の実績を積み重ねてまいりました。
豊富な経験と実績をもとに、貨物に最適な梱包仕様・内装仕様をご提案いたします。
大型精密機械の梱包実績多数
創業50年以上の歴史の中で、
精密機械を中心に多くの製品の梱包をお任せいただきました。
高額な製品でありながら取扱いに細心の注意が必要な精密機械をお取り扱いさせていただく中で、高度な技術力を培い、お客様からのご信頼と実績を積み上げてまいりました。
各案件に最適な梱包のご提案
1つ1つの製品やお客様のご状況によって最適な梱包は異なります。
ただ頑丈な梱包をするということではなく
梱包・輸送のコスト、輸出先の規制、納期の兼ね合いなど
様々な事情を考慮し、最大限お客様のご意向に沿う最適な梱包をご提案いたします。
工程・梱包種類のご紹介
工程
梱包種類のご紹介
工程
梱包する製品やお客様のご事情によって、最適な梱包は異なります。
お打合せの上で、製品ごとに最適な梱包を企画・設計し、
確かな技術とノウハウを持った職人が安全かつ迅速に梱包いたします。
また、製品の輸出にあたっての通関・バンニング・ドレーなどについても、
必要に応じてサポートいたします。
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お打合せ
梱包する製品やお客様のご事情によって、最適な梱包は異なります。
お打合せの上で、製品ごとに最適な梱包を企画・設計し、
確かな技術とノウハウを持った職人が安全かつ迅速に梱包いたします。
また、製品の輸出にあたっての通関・バンニング・ドレーなどについても、
必要に応じてサポートいたします。 -
梱包の企画・設計・お見積り
製品の特性やお客様のご予算などに応じて、梱包資材・梱包手法の選定から設計まで行い、お見積りや梱包後の予定重量などをお伝えいたします。
お急ぎの場合、特殊な製品でなければ、設計前の概算見積もお出しできます。 -
荷受け
お客様からの搬入情報を基にドライバーさんのご到着時、もしくは弊社輸送部門による搬入時、フォークリフトや天井クレーンなどを利用して、安全に荷下ろしを行います。
フォークリフト:7t1台/4t1台/2.5t2台
天井クレーン:7.5t2基/2.8t 1基 -
商品チェック
荷下ろし後すぐ、品名や数量、傷などの損傷の有無を確認し、事前に頂いていた情報との相違や傷等の問題がありましたら、お客様へご報告いたします。
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採寸
製品サイズ、重量を細かく正確に測定し、重心の偏りなどの製品の特性も同時に確認いたします。
事前に概算お見積りさせていただいている製品は、見積範囲内に収まるか確認いたします。 -
設計
設計ソフト・CADソフトなどを用いて、梱包設計を行います。
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製函作業
設計図面をもとに、木材・ベニア材などを裁断し、製品を梱包する腰下(台)や枠を製作します。
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包装
製品をフォークリフト・天井クレーンなどで台に乗せ後、製品固定のために根止めを行い、製品保護のためのバリア包装・ビニール包装、養生、バンド掛け等を施します。
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組み立て
枠を組み立て、押さえ材にて跳ね上がり防止施工を行い、天板を組み立てて完了です。
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梱包完了
梱包後の最終チェックを行い、サイズ・重量を測定し、最後にケアマーク・シッピングマークを表示します。
必要に応じて、外装ブルーシート掛け等及び写真も添付した梱包報告書をお客様へお送りいたします。 -
保税蔵置場へ移動
通関手続きが必要な貨物は、保税蔵置場へ移動し保税貨物区分で分類して保管いたします。
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出庫
出庫して完了です。出庫の際は、お客様のお引き取りまたはご手配だけでなく、ご希望に応じて、弊社輸送部門による輸送・搬入・据置も実施しております。
上記梱包業務のほか、
お客様からのご要望にあわせて以下のようなサービス・商品もご提供しています。
梱包に関することはなんでもお気軽にお問い合わせください。
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梱包材の製作
通関手続きが必要なお客様からの製品をお預かりすることなく、木製パレットや梱包箱、カット材など、お客様のご希望にあわせて梱包材を設計・製作・納品いたします。貨物は、保税蔵置場へ移動し保税貨物区分で分類して保管いたします。
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出張梱包
弊社工場への輸送が難しいものなど、状況に応じて、お客様先・保管先へ弊社作業員がお伺いし、現地にて梱包作業をさせていただきます。
お見積りの際、ご提供いただいた情報だけで設計・お見積りできない場合、下見・現地採寸等をさせていただく場合がございます。 -
開梱作業
輸送完了品や輸入品など、梱包された状態のものを開けて、中の製品を安全に取り出します。
弊社工場等での開梱作業のほか、お客様先や保管先等での出張開梱作業もお任せください。 -
梱包材の廃棄処分
開梱後の材木など、梱包材の廃棄処分まで責任をもって対応いたします。産業廃棄物収集運搬業の許可も取得済みのため、輸送部門と連携して運搬・処理を行います。
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梱包資材の販売
梱包に必要な、テープ・バンド類や緩衝材、ストレッチフィルム、エアキャップなどを安価に販売しています。
その他弊社に在庫保管がない物も、ご相談に応じてご対応いたします。
梱包種類のご紹介
梱包する製品の特性やご予算などに応じて、
以下のような梱包手法の中から最適な梱包をご提案いたします。
必要に応じて、複数の梱包手法を組み合わせたハイブリッド梱包も可能です。
ただ規定の梱包容器を製作するのではなく、
1つひとつの製品にあわせて、都度設計・梱包施工いたします。
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密閉木箱梱包(ケース梱包)
各部材が密閉された梱包ですので、防水・防塵効果、盗難防止効果があります。
特に海上輸送の場合はコンテナ内の温度差による商品の汗かきや海水塩分などの原因で錆が発生しやすいため、バリア包装による防湿処理をするのが一般的です。 -
すかし木箱梱包(クレート梱包)
密閉木箱梱包よりも安価に梱包できますが、隙間が空いているため、商品が機械などの場合はビニールやエアキャップで養生します。バリア包装による防湿処理を行い、また箱の強度をもたせることにより、大型重量品の輸出梱包としても選択可能です。隙間が開いているため、製品等が確認できるメリットもあります。
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合板密閉木箱梱包(LVL梱包)
木材で梱包をする場合、仕向国(輸送先の国)によっては使用する木材の消毒処理(熱処理)が必要になります。
そのため消毒処理の不要な合板(LVL材)を使うことにより消毒処理にかかる時間と費用を削減するメリットがあります。ただし木材より単価が高いため梱包費は割高になります。 -
強化ダンボール梱包
一見一般のダンボールと似ていますが、比較にならないほど強度があります。軽量であるため航空機輸送に適しており、さらに技術やノウハウの蓄積、強化ダンボールに対する理解の浸透により、最近では海上輸送でも活用されるようになっています。
その他にも、梱包容積の削減、組立・開梱の容易さ、消毒処理が不要といったメリットがあります。 -
スキッド梱包
製品をスキッドに固定できる物を対象に荷役等の作業を容易に行うために商品の下に腰下盤(台)をはかせる梱包です。
梱包費は低減できますが、適用範囲等に制限があり、また商品の側面に保護がないため、移動・トラック・コンテナ内の積み付けに注意が必要です。 -
パレット梱包(シュリンク梱包)
カートンや小型の商品をパレットの上に集合包装する梱包。ストレッチフィルムで巻いた後、バンドを掛けて固定します。
パレットは木製、ダンボール製、プラスチック製などをそろえています。 -
ハイブリッド梱包
木材・強化ダンボール・スチールなど複数素材を組み合わせ、製品や輸送条件に合わせて最適な梱包仕様を設計します。
ベースをパレットに固定し、側面・天面にパレットと別の素材を組み合わせるなど、多様なアレンジが可能です。
強度確保や軽量化、開梱のしやすさ、輸送コストの最適化といったメリットがあり、幅広い貨物に対応できます。 -
スチール梱包
木材、合板のかわりに鋼材を使った梱包です。合板密閉木箱と同様、消毒処理の必要がありません。
また容器をリターナブルできる、小型化できるなどのメリットもありますが打合せ等に時間がかかります。梱包費は木材より高額となり納期等も時間が必要です。 -
リターナブルケース(通い箱)
小型の自動車部品、電子製品などをワンウェイでなく、リターナブルで輸送するためのケース(箱)です。輸出貨物の輸送後に輸入貨物で使用するなど、繰り返し使うことで、梱包材費や梱包費の削減を図れます。梱包・開梱が比較的簡単で、お客様自身で梱包いただくことも可能です。商品の特性やお客様のご要望に合わせた材質で、製作いたします。(輸出入貨物の集荷・梱包・納品・保管・管理・申請まで一貫してご協力いたします。)
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※各種包装
上記各梱包施工を行う前に、製品をより強固に固定したり、湿度を管理したりすることを目的に、商品の特性や運輸方法等にあわせて、バリア包装やビニール包装を施します。
バリア包装には2種類あり、製品の視認性の有無などそれぞれの特長にあわせて選択します。
対象のお客様・製品
メーカー様を中心に、
一般的なダンボールなどによる梱包では強度が足りない重量物や、
精密機械などの繊細な物、大量の小口品をまとめて梱包したい場合など、
様々な用途でご利用いただいております。
最近では、猛暑の熱によるお客様の商品・製品への影響という懸念から
ご相談をいただくことも増えてきています。
今後の取り組み
当社梱包部門では、お客様の製品をこれまで以上に安全に、
そして環境にやさしく届けるために、時代の変化に合わせた梱包仕様への進化を進めています。
環境負荷の少ない梱包仕様への切り替えや、
繰り返し利用できるリターナブルボックス活用の推進などにより、持続可能な物流を実現。
また、短納期・低コストを両立する梱包仕様のご提案や、梱包前後の付帯サービスを拡充することで、
より高品質で付加価値の高いサービスを提供してまいります。
