パッケージ事業

パッケージ事業について

強化ダンボールを中心とした様々な素材を活用し、従来の木製梱包とは異なるアプローチの梱包をご提案することで、作業性やコスト、環境配慮などの面で新たな価値をお客様へご提供いたします。

製品の特性や数量、またご予算等に応じて、木製梱包も含めた幅広い選択肢から最適な輸送容器や梱包資材をご提案し、お客様が抱える物流に対しての課題解決に貢献いたします。

トランスパックの特徴と強み

優れた品質特性を持ち
世界中で採用される梱包資材の安定仕入

王子インターパック株式会社様とのファブリケーター契約により、「HiPLE-ACE（ハイプルエース）」という二層及び三層強化ダンボール(重量物包装資材)の安定した仕入を可能としています。
高い衝撃吸収性と強靭性を持ち、かつ軽量という特徴があり、一定の強度を保ちながらあらゆる面で梱包コスト低減が期待できます。

大型資材の裁断・加工・製函を
可能にする機材の導入

日本全国でも数少ない、大型ダンボールシートの裁断が可能な機材(サンプルカッター)をはじめ、多様な加工機材を取り揃え、均一かつ丁寧、そしてスピーディーな裁断・加工・製函を可能としています。
2026年導入予定の最新機材も活用し、より高品質なサービスとパッケージのご提供を目指します。

梱包技術と素材理解にもとづく提案力

梱包・輸送・パッケージングすべてを行っている会社は多くありません。木材や強化ダンボールなどを用いて様々な製函・梱包・輸送実績を積み上げてきた当社だからこそ、製函・梱包・輸送各場面での安全性やコストを考慮した最適なご提案ができます。

工程・機材のご紹介

工程

機材のご紹介

工程

強化ダンボールを中心とした各資材を用いて、
木材では難しい細かい加工や、梱包重量・輸送コストの削減を実現します。
様々な機材を用いて、均一で正確、そしてスピーディーな加工を行い、
必要なときに必要な量のパッケージをお客様のもとへお届けいたします。

  1. お打ち合わせ

    お客様の輸送品や輸送条件を丁寧にヒアリングし、必要に応じて３D CADも使用して、最適な梱包方法をご提案します。

  2. 輸送容器の企画・設計・お見積り

    輸送物の形状・重量・輸送ルートを考慮し、最適な輸送容器を設計後、お見積りをご提示します。必要に応じて、サンプル容器の作成や輸送試験等も実施いたします。

  3. 製造（資材の裁断）

    サンプルカッターやパネルソーなどの機材を使用して、正確かつ綺麗な仕上りで資材を裁断していきます。

  4. 製造（資材の加工）

    製函に必要な形状へ成形するため、スリッターやアップダウンといった機材を用いて、折り曲げや切り込みなどの加工を行います。

  5. 製造（ステッチ加工）

    アームステッチャー、セミオートステッチャー、テーブルステッチャーを使用した針金留めを実施します。お打ち合わせ後の企画・設計によっては、ボンド留めやテープ留め、またはメタルファスナー等の部材を使用して留めることもあります。

  6. 出荷梱包・包装

    完成した製品を丁寧に梱包・包装し、輸送時の破損や汚損を防ぎます。

  7. 出荷・配送

    お客様とお打ち合わせにて取り決めた出荷・配送方法により、お客様のもとへお届けいたします。当社での配送時はもちろん、お客様によるお引き取りやトラック等手配の場合も、当社スタッフが責任をもって安全に積込みいたします。

ご要望に応じて、パッケージ部門にて製造した輸送容器や梱包資材を用いて、
梱包部門がお客様の製品の包装・箱詰め・梱包施工などを実施し、
その後輸送部門にて輸送するなど、輸送容器の製造から梱包施工、
そして輸送まで、当社にて一貫した対応が可能です。

機材のご紹介

トランスパックでは様々な加工機材を導入しており、
均一で正確、そしてスピーディーな加工を実現しています。

  1. サンプルカッター

    CADソフトにて設計した図面を読み込み、罫線・カット・穴加工を行える機械です。国内最大のサンプルカッターを導入しており、大型シート加工の案件にもご対応しています。ダンボール、プラダン、発泡素材の加工を行っています。

  2. パネルソー

    シートだけでなく、最大巾6㎝で貼り合わせた資材などの裁断が可能で、複雑な加工ができない分、サンプルカッターよりも短い時間で裁断できます。

  3. スリッター

    シートの流れ方向に罫線加工・裁断を行う機械です。連続した加工が可能でロット数が多い商品に適しています。

  4. アップダウン

    シートの巾方向に罫線加工・打ち抜きを行う機械です。スリッターと合わせシートを加工します。

  5. プレス機

    接着剤による接地面に大きな圧力をかけて、確実に圧着させます。

  6. クラッシャー

    安定したステッチ加工を行うための、ダンボールの段潰しに使用します。

  7. 各種ステッチャー

    アームステッチャー、セミオートステッチャー、テーブルステッチャーがあり、手作業では難しい針金留めにより、パッケージの強度を高めます。

  8. フォークリフト

    北九州工場と福岡工場それぞれに２台ずつ、計4台のフォークリフトを配置しています。リフト資格保持者も多数在籍し、工場内の物の移動や、製品の積込みもスムーズに行います。

対象のお客様・製品

通常のダンボールでは梱包・輸送が難しいが、
木材での梱包にこだわる必要がないというお客様へは、
トランスパックでは強化ダンボール等を活用した製函をご提案しております。

木材ではなく強化ダンボール等を用いることで、 コンテナ及びトラック輸送時の積載効率拡大、
また梱包重量の抑制につながり、特に航空輸送品などは輸送コストの削減も期待できます。
さらに、梱包材の保管場所を削減できるほか、
特殊な組立て機材が不要で、作業時間の短縮にもつながります。

今後の取り組み

当社パッケージ部門は、多様化する工業製品に対応した、
ハイブリッドな輸送容器の開発を進めています。
中・大型の精密機器に最適な輸送容器を設計・開発し、
お客様の製品特性や輸送条件に合わせた最適なご提案を行います。

さらに、リターナブルボックスの拡充や、
環境負荷の少ない包装資材の積極的な採用を通じて、
品質・効率・環境のすべてに配慮した次世代パッケージを追求していきます。